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皆さんこんにちは!
鹿児島でレンタカー事業を行っている稜真、更新担当の富山です。
目次
今回は「レンタカーの歴史」にスポットを当てて、時代の流れとともにどう発展してきたかを追っていきたいと思います。
“車は持つもの”から“必要な時だけ使うもの”へ。
今では当たり前になったレンタカーですが、その背景には100年以上にもわたる進化の歴史があります。
レンタカーの原点は、20世紀初頭のアメリカにさかのぼります。
1916年、アメリカ・ネブラスカ州オマハで、ジョー・サンダースという青年が、フォードの「T型フォード」を1台貸し出したのが“レンタカーのはじまり”とされています。
その後、1920年代には「ハーツ社(Hertz)」が設立され、空港や都市部を中心に本格的なレンタカーサービスが普及。出張や観光、ビジネス移動などで“自家用車以外の移動手段”として需要が広がり、レンタカー業界が形成されていきました。
日本で初めてレンタカーサービスがスタートしたのは、1950年(昭和25年)頃。
終戦後の復興期に入り、自動車の普及が進み始めたこの時期、ビジネス用途を中心に車を一時的に使いたいというニーズが高まってきました。
1965年には「レンタカー事業法」が施行され、業界の整備が進みます。
1970年代には観光ブーム、1980年代には法人営業車・社用車としての需要も拡大。特に新幹線や航空機との接続を意識した「駅レンタカー」「空港レンタカー」が登場し、地域移動の自由度が大きく向上しました。
2000年代に入ると、IT技術の進化により、レンタカー業界も大きく変革を遂げます。
ネット予約、スマホアプリでの管理、セルフチェックインなどが登場し、手軽さとスピードが格段にアップ。さらに、利用状況のデータ分析やナビゲーション、ETC一体型車両の導入など、テクノロジーの進化がレンタカー利用の利便性を押し上げました。
一方で、2010年以降は「カーシェアリング」との住み分けも話題に。
カーシェアは短時間・小距離向き、レンタカーは中長距離や旅行・ビジネス向きと、それぞれの強みを活かしながら棲み分けが進んでいます。
近年ではEV(電気自動車)やPHEVのレンタカーが増加し、環境配慮型の車両選択も可能に。
また、将来的には自動運転車のレンタルも現実のものとなるでしょう。
さらに、災害時の「移動する避難所」としての活用、ワーケーションやキャンピングカー利用など、“車を借りる”という選択肢は、ますます多様化しています。
レンタカーの歴史は、私たちの「暮らしの自由度」の変遷そのもの。
“車を所有する”から“使いたい時に使う”へ――この変化が、現代社会に新たな価値観をもたらしました。
次回は、そんなレンタカーを“賢く安全に使うための鉄則”をご紹介します!
次回もお楽しみに!
鹿児島でレンタカーに迷われている方はぜひ稜真へ!